ドローンを飛ばす際のルールをまとめて解説

ドローンを飛ばす際のルールをまとめて解説
ドローンを飛ばす際には、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?本記事では、ドローン飛行時に押さえておきたいルールやマナーについて解説します。 また、ドローンは2022年の航空法改正以降、細かく飛行規制が行われています。 こうした規制についても触れているので、ぜひチェックしておきましょう。ドローンを飛ばす際の基本ルール
ドローンを飛ばす際の基本ルールについて、以下の4点に分けて解説します。- 無人航空機(ドローン)は航空法で規制されており、法令順守は当然の前提として、それ以外にもルールやマナーの観点から押さえておきたいポイントがあります。
- 本項では法令以外のルール・マナーにおいて重要な部分を紹介するので、これからドローンの購入を検討している方は要チェックです。
ドローン飛行時のルール・マナー
ドローン飛行時に押さえておきたいルール・マナーは以下の通りです。- 飛行場所や飛行方法など各種法令とも密接に関連して定められてます。
- 危険な飛行が厳禁なのはもちろん、夜間飛行や目視外飛行など許可申請が必要な飛行方法もあるためチェックしておきましょう。
- 場所については規制区域はもちろん、都道府県の条令などで飛行が禁止されている場合があるので注意してください。
飛ばす場所のルール・マナー
続いて、飛ばす場所のルールも確認しておきましょう。主に気を付けたい場所は以下の通りです。場所 | 許可申請・事前連絡先 |
---|---|
イベント会場など催し物の上空 | 国土交通省 |
空港周辺 | 国土交通省 |
150m以上上空 | 国土交通省 |
人口集中地区 | 国土交通省 |
国の重要な施設周辺 | 施設管理者各都道府県公安委員会等 |
外国公館周辺 | 施設管理者各都道府県公安委員会等 |
防衛関係施設の周辺 | 施設管理者各都道府県公安委員会等 |
原子力事業所 の周辺 | 施設管理者各都道府県公安委員会等 |
緊急用空域 | 原則飛行不可 |
空撮時のルール・マナー
ドローンを飛ばして動画や写真を撮影する際にも、気を付けたいルールやマナーがあります。- ドローンで撮影した映像や写真をSNSやYouTubeなどにアップロードする際に重要なのは、「プライバシーや肖像権を侵害しない」という点です。
- できるだけ撮影時に人が映りこむ際は許可を取ることが望ましいですが、難しい場合はぼかしを入れるなどして他人の顔などが映らないように配慮しましょう。
2022年改正された航空法に基づくドローンの飛行ルール
2022年に航空法が改正され、ドローンの飛行に関する細かいルールなどが制定されています。- 機体の登録義務や国家資格の創設は、有人地帯での目視外飛行を安全かつ簡易な申請で行うための法整備です。
- これからドローンを購入する方はぜひチェックしてください。
規制の背景
2021年6月に2022年12月に施行された改正航空法では、ドローンの有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)ができるようになっています。- 機体の登録義務や国家資格の創設は、有人地帯での目視外飛行を安全かつ簡易な申請で行うための法整備です。
- このように、改正航空法は単にドローンの飛行を規制するためのものではなく、ドローンをさまざまな産業分野などでより活躍させることを目的としています。
改正内容
航空法改正により変化したのは主に以下の3点です。- まず、機体登録が義務化されたことにより、機体の持ち主を明確にできるようになりました。
- 登録先は国土交通省で、無人航空機登録ポータルサイトからオンラインでの申請が可能です。
ドローン資格により飛行申請の簡略化が可能
ドローン資格により飛行申請の簡略化が可能です。- 資格 | 可能となる飛行カテゴリー | カテゴリーの概要
- 一等無人航空機操縦士 | カテゴリーⅢ | 有人地帯での目視外飛行
- 二等無人航空機操縦士 | カテゴリーⅡ | 無人地帯での目視外飛行
ドローンは航空法の規制対象!ルールを守って飛行させよう
本記事では、ドローンを飛ばすにあたってのルールやマナーを中心に解説しました。
- 記事の内容をまとめると以下の通りです。
- ドローン飛行時のルールは、飛行場所や飛行方法など各種法令とも密接に関連して定められてます。